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連続増配株の選び方|会社員が長期で配当収入を育てる5つの基準

📌 この記事でわかること

連続増配株は、長期保有で配当が雪だるま式に増える資産です。51歳会社員が3年間の実践から導いた、銘柄選びの5つの基準と注意点を解説します。

※本記事にはプロモーションを含みます。

「配当株を始めたいけど、何を基準に選べばいい?」

「高配当株と連続増配株、どっちがいいの?」

3年前の私も同じ疑問を持っていました。当時は「とにかく配当利回りが高い銘柄」を買えばいいと思っていたのです。

結論からお伝えします。

配当株で長期の不労所得を作りたいなら、「連続増配株」が圧倒的におすすめです。

この記事では、私が実践している連続増配株の選び方を、5つの基準にまとめてお伝えします。


連続増配株とは何か

連続増配株とは、毎年配当金を増やし続けている企業の株のことです。

たとえば10年連続で増配している企業の場合、株を持ち続けるだけで毎年もらえる配当が増えていきます。

これが「複利的に配当が育つ」と言われる理由です。


高配当株との違い

混同しやすいので整理します。

高配当株

  • 現時点の配当利回りが高い(4〜6%など)
  • 増配する保証はない
  • 業績悪化で減配・無配リスクあり

連続増配株

  • 現時点の配当利回りは低めのことが多い(2〜3%)
  • 毎年配当が増える歴史がある
  • 長期保有で実質利回りが上がっていく

短期で配当が欲しいなら高配当株、長期で配当を育てたいなら連続増配株、という使い分けです。

私は基本的に連続増配株を選んでいます。理由は、60代以降に「育った配当」で生活費の一部をまかなう設計にしたいからです。

なぜ高配当株を選ばないかは、別記事「高配当株を狙わない理由」でも詳しく書いています。


連続増配株を選ぶ5つの基準

基準①:連続増配年数が10年以上

まず見るのは連続増配年数です。

10年以上増配を続けている企業は、リーマンショック・コロナショックなどの危機を乗り越えて配当を維持・増額してきた実績があります。

米国には**配当王(50年以上連続増配)配当貴族(25年以上連続増配)**と呼ばれる企業群があり、長期保有の信頼性が高いです。

日本企業ではまだ歴史が浅いですが、20年以上連続増配の企業も出てきています。

基準②:配当性向が30〜60%の範囲

配当性向とは、利益のうちどれだけを配当に回しているかを示す数字です。

  • 30%未満:余力がある(増配の余地大)
  • 30〜60%:健全(持続可能性が高い)
  • 60%以上:要注意(業績悪化で減配リスク)
  • 100%超:危険(赤字でも配当を出している状態)

「高配当だから」と飛びついた銘柄が配当性向100%超だった、というのはよくある罠です。

基準③:営業キャッシュフローが安定して黒字

決算書のなかで一番嘘がつきにくいのが営業キャッシュフローです。

利益は会計操作である程度作れますが、実際に入ってくる現金の流れは誤魔化せません。

過去5〜10年の営業キャッシュフローを見て、毎年安定して黒字を出している企業は、配当を払い続ける体力があると判断できます。

基準④:自己資本比率40%以上

借金が多すぎる企業は、不景気のときに配当より借金返済を優先せざるを得なくなります。

自己資本比率40%以上が一つの目安です。製造業・通信業など業種によって違いますが、無借金経営に近い企業は強いです。

基準⑤:景気の影響を受けにくい事業

長期で配当を増やし続けるには、不況でも需要が落ちない事業であることが重要です。

具体的には以下のような業種が連続増配と相性がいいです。

  • 生活必需品(食品・日用品)
  • 医薬品・ヘルスケア
  • 通信・インフラ
  • 公益事業(電力・ガス)

逆に、景気変動の激しい業種(自動車・半導体・建設など)は連続増配を続けるのが難しい傾向にあります。


私が保有している配当系銘柄

参考までに、私が長期保有している銘柄を公開します。

日本株

  • 三菱商事(総合商社・累進配当方針)
  • 東京海上ホールディングス(損保大手・連続増配)
  • 三井住友フィナンシャルグループ(メガバンク)
  • オリックス(金融・株主還元に積極的)
  • KDDI(通信・20年以上連続増配)

米国ETF

  • VIG(バンガード・米国増配株式ETF):連続増配株のバスケット
  • VYM(バンガード・米国高配当株式ETF):高配当株のバスケット
  • HDV(iシェアーズ・米国高配当株ETF):財務健全な高配当銘柄
  • SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF):超高配当狙い

正直にお伝えすると、ETFは「連続増配株(VIG)」と「高配当株(VYM・HDV・SPYD)」を組み合わせています。配当の成長は VIG、現時点の配当額は高配当ETFが補う、という設計です。

個別株で銘柄選びに自信がない方は、ETFを軸にしてバスケットで分散するのがシンプルで安心です。


連続増配株を買うときの注意点

注意① 短期の値動きで売買しない

連続増配株は「配当を育てる」ための投資です。株価の上下で頻繁に売買しないことが前提です。

買ったあと株価が下がっても、配当が増え続けている限りは保有を続ける——この姿勢が長期の成果を生みます。

注意② 1銘柄に集中しない

どんなに優良な企業でも、業績悪化や減配の可能性はゼロではありません。

最低でも10銘柄以上に分散するか、ETFを活用して数十〜数百銘柄に分散しましょう。

注意③ 増配が止まったら再評価する

買ったあとも、毎年の決算で「増配が続いているか」「業績は悪化していないか」をチェックします。

連続増配が止まった時点で、その企業の物語は変わったと考えるべきです。必要なら入れ替えを検討します。

注意④ NISA成長投資枠を活用する

連続増配株は配当に税金がかかります(約20%)。

NISAの成長投資枠(年240万円)を使えば、配当も売却益も非課税です。まずはNISA枠で連続増配株を買うのが基本です。

NISAの始め方は「新NISA口座の選び方-証券会社の選び方」で解説しています。


どこで買うか

連続増配株を買うには、ネット証券一択です。

  • SBI証券:取扱銘柄数が業界最多。米国ETFも豊富
  • 楽天証券:楽天ポイント投資が可能
  • マネックス証券:米国株の情報量が豊富

私はSBI証券をメインに使っています。日本株・米国ETFを1つの口座で管理できるので便利です。

口座開設の手順は「SBI証券の口座開設手順と注意点」で詳しくまとめています。


まとめ

  • 連続増配株は「長期で配当を育てる」投資。短期の高配当狙いとは別物
  • 銘柄選びの5つの基準:①連続増配10年以上 ②配当性向30〜60% ③営業CF安定黒字 ④自己資本比率40%以上 ⑤景気耐性のある事業
  • 個別株が難しければETF(VIG・SCHDなど)でも代用可能
  • 1銘柄集中を避け、最低10銘柄以上に分散する
  • NISA成長投資枠を最大限に活用する

今日の一歩:気になる連続増配企業を1社、四季報か証券会社のサイトで「配当性向」と「連続増配年数」を確認してみましょう。

数字を見るだけで、配当株への向き合い方が変わります。


「配当を払い続ける企業は、株主に約束を守り続ける企業だ。」


※本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。 配当・株価は将来にわたり変動し、減配・株価下落のリスクがあります。 連続増配の継続も保証されるものではありません。 投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

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