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50代からiDeCoはやめたほうがいい?|51歳が計算してわかった本当の答え

📌 この記事でわかること

「50代からiDeCoを始めるのは遅すぎる」は本当か?51歳会社員が節税額を実際に計算して検証しました。iDeCoが向いているケース・向いていないケースを正直に解説します。

※本記事にはプロモーションを含みます。

「50代からiDeCoを始めるのは遅い」という言葉を聞いて、諦めていませんか?

確かに、iDeCoは60歳まで原則引き出せません。50代から始めると運用期間は10年以下。「今さら始めても…」と思う気持ちはわかります。

でも、51歳の私が実際に計算してみたら、**iDeCoの本当のメリットは「運用益」ではなく「節税」**だということがわかりました。

この記事では「50代からiDeCoはやめたほうがいいのか?」という疑問に、計算を交えてお答えします。


そもそもiDeCoのメリットは何か

iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリットは3つあります。

メリット 内容
① 掛金が全額所得控除 毎月の掛金が課税所得から引かれる
② 運用益が非課税 投資で得た利益に税金がかからない
③ 受取時の控除 退職所得控除・公的年金控除が使える

この中で50代が特に注目すべきは①の掛金の所得控除です。


「50代から始めるのは遅い」は半分正解・半分間違い

運用益の観点では:確かに遅い

20代から30年間運用するのと、50代から10年間運用するのでは、複利の効果に大きな差があります。

「若いほど有利」という点では、確かに遅いです。

節税の観点では:今すぐ始める価値がある

iDeCoの掛金は**「始めた翌月から」所得控除が適用**されます。運用期間に関係なく、掛けている間は毎年税金が戻ってきます。

50代で残り10年間iDeCoを続ければ、10年分の節税メリットを受けられます。


51歳が計算してみた:実際の節税額

会社員の場合、iDeCoの掛金上限は月2.3万円(年27.6万円)です。

※企業型確定拠出年金がある場合は上限が異なります。

年収別の節税シミュレーション(月2.3万円掛けた場合)

年収 所得税率 住民税率 年間節税額 10年合計
400万円 10% 10% 約5.5万円 約55万円
600万円 20% 10% 約8.3万円 約83万円
800万円 23% 10% 約9.1万円 約91万円
1,000万円 33% 10% 約11.8万円 約118万円

年収600万円の方が51歳から始めると、10年間で約83万円の税金が戻ってきます。 これは運用益とは別の、確実な節税メリットです。

さらに、掛けたお金は運用されているので、仮に年3%の運用益があった場合、10年後には掛金276万円が約320万円に増えます(利益は非課税)。

節税+運用益の両方が得られるというのがiDeCoの本質です。


50代でiDeCoをやめたほうがいいケース

とはいえ、50代では向かないケースもあります。

① 転職・独立・退職の予定がある

iDeCoは転職しても継続できますが、手続きが必要です。また、勤務先に「企業型DC」がある場合は掛金上限が変わります。数年以内に大きな働き方の変化がある場合は、手続きの煩雑さを考慮してください。

② 収入が低く、税率が低い(所得税率5%以下)

年収が低いと税率も低く、節税メリットが小さくなります。年収300万円以下では、iDeCoの節税効果は年2〜3万円程度です。この場合は、まず固定費の削減を優先したほうが効果的かもしれません。

固定費を削減して捻出する方法は固定費を削減して年間30万円節約した方法を参考にしてください。

③ 60歳前にお金が必要になる可能性が高い

iDeCoは60歳まで引き出せません(2022年の法改正で、加入期間が10年以上あれば60歳から受取可能)。

「急に大金が必要になるかもしれない」という状況では、流動性が低いiDeCoより、まず生活費の緊急資金を確保することが先です。


iDeCoとNISAの使い分け

「iDeCoとNISA、どちらを優先するか」という質問をよく見ます。

私の考えは:

→ まずNISAを最大活用し、余裕があればiDeCoを追加

理由:

比較項目 NISA iDeCo
いつでも引き出せるか ✅ 可能 ❌ 60歳まで不可
節税タイミング 利益が出たとき(非課税) 掛けている今すぐ
対象者 誰でも 就業状況による
使いやすさ 高い 手続きやや複雑

NISAはいつでも換金でき、使い勝手がいい。iDeCoは節税効果が大きいが流動性が低い。まずNISAで土台を作り、余剰資金でiDeCoを上乗せするのがベストな組み合わせです。

NISAの始め方は積立NISAの始め方2026【完全版】で詳しく解説しています。

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まとめ:50代のiDeCo、結論は「節税目的なら始める価値あり」

50代からiDeCoを始めるかどうかの判断基準:

状況 判断
年収500万円以上・所得税率20%以上 ✅ 節税効果大・始める価値あり
安定した会社員・60歳まで働く予定 ✅ 向いている
近い将来の転職・独立の予定あり ⚠️ 手続き考慮が必要
緊急資金が十分でない ❌ まず緊急資金を確保が先
年収300万円以下・税率低い ⚠️ 節税効果が小さい

「50代からiDeCoは遅い」は間違いです。運用益より節税効果を目的とすれば、50代からでも十分な価値があります。

ただし、NISAを優先してからiDeCoを追加する順番は守ってください。流動性のないiDeCoを先に埋めてしまうと、急なお金の動きに対応できなくなります。

退職金の運用についても退職金の運用で失敗しない方法で詳しくまとめています。あわせて参考にしてください。


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※本記事は筆者の個人的な体験・見解に基づくものです。投資は元本割れのリスクがあります。

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