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「積立NISA、始めたいけどやり方が複雑そう」
そう感じている人は多いはずです。私もそうでした。
私は2024年1月、49歳のときに積立NISA(つみたて投資枠)を始めました。当時の資産は約4500万円。「もう少し増やしたい」と思いながらも、口座開設の段階で何度も止まりました。
それでもなんとか2年続けた今、含み益は約19万円。毎月3万円の自動積立に切り替えてからは、ほぼ放置で資産が育っています。
この記事では、私が実際にたどった手順をそのまま、初心者向けに5ステップで解説します。
この記事でわかること
- 「積立NISA」と「つみたて投資枠」の違い
- 51歳会社員が2年積み立てた正直な成績(含み益19万円)
- 口座開設から自動積立設定までの5ステップ
- 50代特有の注意点3つ
- 始める前のよくある疑問への回答
積立NISAと「つみたて投資枠」の違い
まず、用語の整理から始めます。ここでつまずく人が多いからです。
2024年1月から制度が「新NISA」に変わりました。
それまでの「つみたてNISA」は、新NISA内の「つみたて投資枠」として生まれ変わっています。
新旧の違いをまとめると、こうなります。
- 旧つみたてNISA(〜2023年):年40万円・非課税期間20年・新規買付終了
- 新NISA「つみたて投資枠」(2024年〜):年120万円・非課税期間無期限・現在進行形
枠が3倍に広がり、しかも一生使い続けられるようになりました。50代にとっては大きなチャンスです。
「積立NISA」という言葉は今でも通称として広く使われています。本記事でも、わかりやすさを優先して「積立NISA」と表記する場面があります。正式名称は「つみたて投資枠」だと覚えておいてください。
51歳が積立NISAを2年続けた正直な成績
2024年1月から月3万円の自動積立を続けています。2026年5月時点の状況はこうです。
- 毎月の積立額:3万円
- 累計投資額:72万円(24ヶ月分)
- 評価額:約91万円
- 含み益:約19万円(+26%)
- 銘柄:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)一本
ここまで読むと「順調すぎる」と感じるかもしれません。でも実際は平坦な道のりではありませんでした。
8ヶ月目に大きな暴落を経験しました。
2025年夏、世界的な株価調整で評価額が一時マイナスに沈みました。「もう続けても無駄では?」と思った瞬間が確かにありました。
それでも淡々と積み立てを続けた結果が、この+19万円です。50代でも、相場の波を耐えれば資産は育ちます。
始め方5ステップ
ここから具体的な手順です。スマホとマイナンバーカードがあれば、自宅で完結します。
ステップ1:証券会社を選ぶ
最初で最重要のステップです。証券会社を間違えると、後の選択肢が狭まります。
積立NISAでおすすめできるのは、ネット証券3社です。
マネックス証券
- つみたて投資枠の取扱本数が業界トップクラス
- 投資信託の分析ツールが充実
- 私自身が口座を開いて2年使っている
楽天証券
- 楽天カード積立で1%ポイント還元
- 楽天経済圏を使っている人は実質還元率が高い
- 画面が直感的で初心者にやさしい
SBI証券
- 口座数No.1の安心感
- 三井住友カード積立で最大3%還元
- 投資信託の取り扱い本数が豊富
私はマネックス証券をメイン口座にしています。理由は、つみたて投資枠の対象ファンドがほぼすべて揃っていることと、長期保有のしやすさです。
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ステップ2:NISA口座を開設する
証券会社を選んだら、口座開設の手続きに進みます。
用意するものは2つだけです。
- マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
- 銀行口座(積立資金の引き落とし用)
スマホで本人確認まで完結します。所要時間は申込み自体で15分ほど、実際に取引できるまで最短1週間が目安です。
注意点が1つあります。NISA口座は1人1口座しか持てません。
「楽天とSBIで両方使い分けたい」はできない仕組みです。年1回だけ金融機関を変更できますが、手続きが面倒なので、最初の選択が重要です。
ステップ3:銘柄(投資信託)を選ぶ
口座が開いたら、次は「何を買うか」です。
つみたて投資枠の対象ファンドは約280本に絞られています。金融庁が「長期積立に適している」と認めたものだけが選ばれているため、地雷を踏みにくい仕組みです。
50代におすすめのジャンルは2つです。
全世界株式インデックス(オルカン)
- 世界中の株にまとめて分散投資できる
- 1本で完結するシンプルさ
- 代表例:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
S&P500インデックス
- アメリカの代表500社に投資
- 過去30年の実績が安定している
- 代表例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
選ぶ基準は信託報酬0.2%以下です。年0.2%以下なら、長期保有でもコスト負けしません。
私は迷った末、オルカン一本に決めました。アメリカ以外も含めて分散したかったからです。
ステップ4:積立金額を決める
「いくら積み立てればいいか」も最初に悩むポイントです。
50代の積立額の目安はこうです。
- 控えめ:月1〜2万円(年12〜24万円)
- 標準:月3万円(年36万円)
- 攻め:月5万円〜10万円(年60〜120万円)
つみたて投資枠の上限は年120万円(月10万円)です。
無理に上限まで使う必要はありません。続けられる金額が一番強い金額です。
私は月3万円から始めました。生活費と老後の流動性を確保した上で、無理なく続けられる金額がそこだったからです。
ステップ5:自動積立を設定する
最後のステップは、毎月の自動積立設定です。ここまでくれば、もう難しいことはありません。
証券会社の管理画面で次の3つを指定するだけです。
- 積立日(毎月1日や毎月25日など)
- 積立金額(例:月3万円)
- 引き落とし方法(銀行口座 or クレジットカード)
特におすすめなのがクレジットカード積立です。楽天証券なら楽天カード、SBI証券なら三井住友カードを使うと、積立額に応じてポイントが還元されます。
楽天カード積立なら1%還元。月3万円積立なら年3,600円分のポイントがタダで戻ってきます。
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50代特有の注意点
50代から積立NISAを始めるとき、20代・30代とは違う注意点が3つあります。
1. 期間が短い(残り10〜15年)こと
50歳スタートなら65歳まで15年、55歳スタートなら10年です。
20代と比べれば短いですが、インデックス投資が威力を発揮する最低ラインの期間は確保できます。過去のデータでは、世界株式に15年間積み立てれば、マイナスになることはほぼありません。
リスク許容度を考えるときは「60代まで運用し続ける前提」で組み立てるのがおすすめです。退職と同時に売る必要はありません。
2. 暴落時に怖くなって売らないこと
50代が一番つまずきやすいポイントです。
私自身、2025年夏の暴落で評価額が一時マイナスに沈んだとき、本気で「やめようか」と思いました。
それでも続けられたのは、最初に「20年は売らない」と決めていたからです。売らない、が最大の武器です。
積立NISAは、売らない覚悟さえあれば負けにくい制度設計になっています。
3. iDeCoとの併用バランス
50代で老後資金を本気で作るなら、iDeCoとの併用も視野に入ります。
- iDeCo:強制的にホールド(60歳まで引き出せない)・所得控除あり
- 積立NISA:いつでも引き出せる・所得控除なし
理想は両方使うことですが、流動性を確保したいなら積立NISAから始めるのが無難です。私もそうしました。iDeCoは積立NISAに慣れてから追加で始めています。
よくある質問
Q1:積立NISAと「つみたてNISA」は同じ?
ほぼ同じものを指しています。
2023年までは「つみたてNISA」という単独の制度がありました。2024年からは「新NISA」の中の「つみたて投資枠」に統合されています。
「積立NISA」は通称として今も使われていますが、正式名称は「つみたて投資枠」です。
Q2:いくらから始められる?
月100円から始められる証券会社もあります。
楽天証券・SBI証券・マネックス証券では、いずれも100円から積立が可能です。
「金額が少ないと意味がないのでは」と思うかもしれませんが、まずは仕組みに慣れることが大事です。1ヶ月続けてみて、生活に影響がなければ金額を上げていけば良いだけです。
Q3:途中で売却できる?
いつでも売却できます。
ただし注意点が1つあります。売却した分の非課税枠は、翌年まで復活しません。
たとえば50万円分を売却した場合、その50万円の枠は翌年の1月にならないと再利用できません。短期売買には向かない設計です。
「老後資金が足りなくなったら売る」程度の使い方が現実的です。
おすすめの1冊
『お金は寝かせて増やしなさい』水瀬ケンイチ
インデックス投資のバイブル的1冊。積立NISAでの全世界株式インデックス投資の本質を、実体験ベースで丁寧に解説。「ほったらかし」の威力を理論と実例で学べる入門書として最適です。
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まとめ:完璧主義で止まらず、まず1,000円から始めてみる
積立NISAは、複雑そうに見えて実はやることは少ない制度です。
- 証券会社を選ぶ
- 口座を開く
- ファンドを1本選ぶ
- 金額を決める
- 自動積立を設定する
この5ステップで終わります。
私は51歳の今、毎月3万円の自動積立から年70万円の不労所得を含む4500万円の資産を運用しています。スタートが遅かったと感じたことはありません。
50代こそ、「いま始める」が一番遅い日でもあります。
完璧な銘柄選定や、完璧なタイミングを待つ必要はありません。まずは月1,000円でも100円でも、自動積立をスタートさせてみてください。1ヶ月後、すべてが変わっています。
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※本記事は筆者の個人的な利用体験に基づくものです。