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「定年後は夫婦でゆっくり旅行したい」
きっと多くの50代が一度は思う言葉です。私も51歳の今、そう思っています。でも最近、ある現実に気づきました。
定年後の旅行は、定年してから考えても遅い。
理由は3つあります。旅行資金・健康・二人の時間の使い方。どれも、現役のうちに土台を作っておかないと、いざ定年を迎えたときに「思い描いていた旅行ライフ」が実現できなくなります。
この記事では、51歳の私が今から実践している「定年後の夫婦旅行計画」を公開します。
この記事でわかること
- 定年後の夫婦旅行に必要な年間予算の目安
- 50代のうちに準備しておくべき5つのこと
- マイル・ポイントの積み上げ方
- 旅行資金を「資産形成の一部」として管理する考え方
定年後の旅行費用はいくら必要か
まず現実的な数字を把握しておきましょう。
夫婦2人・年間旅行費の目安
| 旅行スタイル | 年間回数 | 1回の費用 | 年間合計 |
|---|---|---|---|
| 国内日帰り | 6回 | 2万円 | 12万円 |
| 国内1泊2日(温泉宿) | 4回 | 6万円 | 24万円 |
| 国内2〜3泊(遠方) | 2回 | 12万円 | 24万円 |
| 海外旅行 | 1回 | 30万円 | 30万円 |
| 合計 | 13回 | — | 約90万円 |
年間90万円、月換算で7.5万円。これが「アクティブに旅行する定年後夫婦」の現実的な数字です。
もちろんすべてをキャッシュで払う必要はありません。マイルやポイントで旅行代を圧縮する方法があります(後述)。ただし、この規模の支出を「年金だけで賄う」のは難しい。
だからこそ、現役のうちに旅行資金の仕組みを作ることが重要です。
定年後の旅行が「計画倒れ」になる3つの理由
① 旅行資金が準備できていない
定年後は収入が年金のみになります。厚生年金の平均受給額は夫婦で月22万円前後。そこから生活費・医療費・税金を引くと、旅行に回せる余裕はほとんどありません。
現役のうちに「旅行専用の積立」を作っておく必要があります。
② 体力・健康が追いついていない
60代に入ると、旅行の形が変わります。長時間の移動が辛くなる。飛行機の座席が辛い。観光地を歩き回れない。
旅行を楽しめる体は50代のうちに作るものです。定年後に突然「さあ旅行しよう」と思っても、体がついてこないケースが多い。
③ 二人の「旅行観」がすれ違う
現役中は仕事で忙しく、夫婦でゆっくり話す時間が少ない。「どんな旅行をしたいか」「どこに行きたいか」を共有しないまま定年を迎えると、旅行のたびに揉めることになります。
50代のうちに始める5つの準備
準備① 旅行積立を作る
月1〜2万円を「旅行専用口座」に積み立てるだけで、10年後には120〜240万円になります。
私が実践している方法は、楽天カードの引き落とし口座とは別に「旅行専用の楽天銀行口座」を作り、毎月2万円を自動振替しています。
この口座に手をつけないルールにするだけで、年2〜3回の旅行資金が自然に貯まります。
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準備② マイル・ポイントを今から積み上げる
マイルは「貯めてから使う」ものです。定年後に「さあマイルで旅行しよう」と思っても、マイルがゼロでは何もできません。
50代から10年かけてコツコツ貯めると、定年時点で大量のマイルを保有できます。
私の場合、ANAカードと楽天カードの2枚持ちで年間約5〜6万マイル相当のポイントを貯めています。これで年1回の国内旅行がほぼ無料になります。
マイルの具体的な貯め方はクレジットカードのマイルで旅行代を節約する方法で詳しく解説しています。
準備③ 二人の「行きたいリストを作る
これ、侮れません。
私は妻と「死ぬまでに行きたい場所リスト」を共有するノートを持っています。スマホのメモアプリで共有するだけですが、これがあるかないかで旅行計画のスムーズさが全然違います。
リストに入れておくべき項目:
- 国内の行きたい場所(都道府県別)
- 海外で行きたい国・都市
- やってみたい旅行スタイル(一人旅・クルーズ・登山・食の旅など)
- 二人の「譲れない条件」(温泉必須・個室食・アクティビティ重視など)
このリストを定期的に更新しておくと、定年後に迷わず「次はここに行こう」と決められます。
準備④ 今のうちに旅行の「型」を作る
定年後に突然「どう旅行するか」を考えると、失敗が多い。現役中から年数回の旅行を通じて「自分たちの旅行スタイル」を確立しておくことが大切です。
- 旅館派?ホテル派?
- 観光地巡り派?のんびり滞在派?
- グルメ重視?景色重視?
- 計画派?行き当たりばったり派?
現役中に試行錯誤して「うちはこれが合う」という型を見つけておくと、定年後の旅行の満足度が格段に上がります。
私たちは「高級温泉宿に年2回・コスパ宿に年2回」のミックス型に落ち着きました。高級宿の選び方は50代夫婦の温泉宿選び5つの基準で詳しく解説しています。
準備⑤ 旅行できる体を作る
これが最も重要で、最も見落とされがちな準備です。
60代の旅行で体力がボトルネックになる場面:
- 観光地の坂道・石畳を歩けない
- 長距離フライトのエコノミークラスが辛い
- 移動疲れで現地で動けない
- 時差ボケから回復できない
50代のうちに有酸素運動の習慣を作っておくことで、60〜70代の旅行の質が大きく変わります。
私は毎朝の30分ウォーキングを4年間続けています。体力への投資は旅行への投資でもある、と実感しています。
旅行資金を「資産形成の一部」として考える
「旅行積立」と「老後資金の積立」は、実は切り分けて考えるのが正解です。
| 目的 | 積立方法 | 期間 |
|---|---|---|
| 旅行資金 | 旅行専用普通口座 | 1〜3年で使う |
| 老後生活費 | NISA・iDeCo | 10〜20年で増やす |
旅行資金は「近い将来使うお金」なので、NISAや株式投資に入れるべきではありません。元本割れのリスクがある投資は、使う時期が決まっているお金には不向きです。
一方、老後の生活費や余裕資金は、NISAで長期積立運用することで、旅行資金を確保しつつ老後全体の安心感が増します。
資産形成全体の考え方については8年で4,500万円を作るロードマップも参考にしてください。
51歳の私が今実際にやっていること
具体的に公開します。
毎月の積立:
- 旅行専用口座:20,000円
- NISA(積立投資枠):50,000円(老後資金)
マイル・ポイント戦略:
- 楽天カード:生活費の8割を集約 → 月3,000〜4,000ポイント
- ANAカード:旅行費用に集約 → マイルに交換
健康への投資:
- 毎朝30分ウォーキング(4年継続)
- 年1回の人間ドック(歯科含む)
旅行の計画:
- 妻と「行きたい場所リスト」を共有
- 年2回の温泉旅行(春・秋)を固定
- 年1回の少し遠い旅行(海外または遠方国内)
この習慣を10年続ければ、61歳の定年時点で旅行積立が240万円、旅行スタイルも確立、健康な体もある、という状態で定年を迎えられます。
まとめ:定年後の旅行は50代の「仕込み」で決まる
定年後に夫婦で旅行を楽しむために、今日から始められること:
- 旅行専用口座を作って月1〜2万円を積み立てる
- 行きたい場所リストを二人で作る
- マイル・ポイントを今から積み上げる
- 今のうちに旅行の型を見つける
- 健康管理を旅行への投資と考える
「定年後に旅行しよう」と思っているなら、今日が準備を始める日です。
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※本記事は筆者の個人的な体験・見解に基づくものです。